罠免許取るってどんな感じ?どのくらい勉強して試験はどうだった?って聞かれてないけど答えてみる

私が狩猟を始めるにあたって罠猟にした理由はいくつかある。

1つ目は効率を考えてだ。駆除された個体の有効活用をビジネスとするならば、肉や革を加工する時間が必要であり、自分が寝ててもご飯食べてても働いてくれる罠の方が相性がいいという理由だ。猟銃を担いで山に入っても確実に獲物を仕留められるわけではないので、最大30個まで仕掛けられる罠の方が効率的に仕事が出来ると判断した。

2つ目は住んでいる地域の特性によるものだ。私が住んでいるエリアは別荘地やホテルやゴルフ場が至る所にあり、銃猟禁止区域が多い。ちょっとでも間違えたら大問題になるリスクがある。

銃を持つのはロマンだが、私は効率を最優先した。

しかし、たまに100キロ越えの猪がくくり罠にかかる時がある。そんな時は危なくて近寄れないので銃を持っている人に頼むのだが、みんなあと5年後には引退している年齢なので、銃を持っている人がいなくなる可能性が出てきてしまう。

最近は自分が銃免許を取るしかないか、と考えている。

 

 

狩猟免許の試験日は都道府県によって違う。私の場合は年に2回あったと思う。気になる方は自分の住んでいる都道府県でググって見てほしい。

ちなみに罠猟なら18歳から取得できる。銃は20歳からだ。

まずは医師の診断書を用意する。そして住民票と顔写真。手数料と狩猟免許申請書を返信用封筒に入れ、送る。

こちらも詳細は都道府県によって異なるので、各自問い合わせをしてみてほしい。

 

罠免許の詳しい取得方法はこちら(環境省HP)

 

講習会は行ってよかった。費用は10000円ほどかかるが、実際に試験に出る罠の実技が学べるのでありがたい。自力で罠を用意して勉強するのは難しいと思う。

それと教材ももらえる。過去問集は正直ないと困る。

勉強は1カ月ほどした記憶がある。妻も一緒に受験したので、自然と二人で過去問を交互に出し合うという勉強法に落ち着いた。一人でやるよりも集中してできたので早く覚えられた。

 

特に重点的に覚えたのが狩猟鳥獣の種類、法令、狩猟の時期だ。

狩猟鳥獣の種類はイラストで覚えた。教材のイラストがそのまま試験で出るという噂もあった。

一番苦戦したのが狩猟や有害駆除、免許の更新などの期間についてだ。地域によっても違うから頭がこんがらがった。というか今思えば覚え方が良くなかったんだと思う。この問題に限っては口頭で問題を出し合うのではなく、紙に書いて覚えれば混乱することもなかったはずだ。

しかし、結果的に言うと私が受けた試験では期間についての問題は出なかった。あんなに苦労して覚えたのにーと試験中に変な顔になった。

 

講習会は猟友会が主催しているから猟友会に入って下さいという勧誘が強かった。ちなみに私は入っていない。猟友会はあくまで趣味の団体でビジネスでやるなら入れられない、猟銃を所持し、巻き狩りに参加して雑仕事をし、目上の人に認めてもらえれば肉を分けてもらえ、ビジネスを認めてもらえるかもしれないと言われ、そんな悠長な事やってられるか! もう平成も終わるっていうのに何百年前の感覚だよ! そんなこと言ってるから若い人がやらないんだろうが! と心の中で突っ込み満載だったので入らなかった。結果として入らなくても現在狩猟はやれているので何も問題はない。

ただ市町村によって猟友会の色も違う。自由にやっていいよというところもあるだろうから、そこはよく見極めてほしい。私の場合はこういうケースもあるのだな、程度に思ってほしい。

 

詳しい猟友会の説明はこちら(Wikipedia)

 

 

 

実際の試験には200人ほどいたと思う。女性は妻含め4人だった。若い男性も数十人で、ほとんどが50代以上という感じだ。

筆記試験は予想より簡単だった。注意すべきは日本語の言い回しだ。ひっかけ問題っぽくなっているものもあった。

運動試験は片足で10秒立つだとか、腕が回るとか、若い人なら目を瞑っていても出来るので何も心配はない。

 

罠の実技試験は数人ずつ別室に呼ばれて行う形式だった。狩猟法でOKとされている罠、違法な罠を実際に見て選ぶ試験と、小動物用の箱罠を仕掛ける試験。どちらも移動してすぐ始まり、試験官があと何分とか何秒とか煽ってくるので結構焦る。平常心を保つことが一番重要かもしれない。

もう一つ、狩猟鳥獣の判別試験も別室に通されて行った。試験官が目の前でパネルクイズ形式で動物のイラストを出してくる。こちらもテンポが速く独特の緊張感があり、分かっているはずなのに焦って間違える可能性がある。こちらもいかに平常心を保つかが大事だと感じた。

それと試験会場で感じたのは待ち時間が長いということだ。他のグループが試験している間、机に座っていると眠くなってくる。そして緊張感もなくなる。その状態で急に実技試験が始まるので、精神状態の高低差あり過ぎて耳キーンなるわとなってくる。

狩猟免許試験で一番注意すべきはそこかもしれない。

結果発表は黒板に受験番号がずらりと並ぶ。合格率はかなり高いので、ちゃんと勉強すれば難しい試験ではない。