管理人が狩猟を始めた方法

潜在的に狩猟に興味ある人は結構多いと思う。特に男性。移動販売で鹿肉サンド売っている時、男のお客さんに「自分も興味あるんですよ」と何回言われたことか。

そういえばちょっとヤンキー入ってる兄ちゃんズが買いに来た時、「自分で獲った鹿肉なんですよ」と言ったら「俺も車でデカい鹿轢いて頭殴って〇したことある」とイキっていたことを思い出した。挙動と表情と言い方から100%嘘なのだが「へーすごいですねー(棒)」と合わせてあげたことを思い出した。

デカい鹿の頭蓋骨は固いし通常の男性の腕力じゃまず無理だ。

エメリアエンコヒョードルかマークハントレベルでギリだろう。多分死因は車との接触の可能性の方が高いし、なんならその話自体が作り話かもしれない。

 

どうでもいいような出来事なのだが、この話を出したのは、男性には大昔の狩猟本能が実はまだ色濃く残っているかもしれない、と思ったからだ。

というか「ルールに縛られている現代社会の無意識的なストレスが大昔の狩猟本能を刺激している」側面もあると思う。……なんて深い人間のふりをしてみたが私には似合わないのでやめておこう。

しかし、始めるには結構ハードルが高い。自分のケースは結構特殊なので、参考になるか分からないが書いてみようと思う。

 

 

出張料理の仕事で別荘のパーティーにコース料理を作りに行く仕事をしていたのだが、そこで出会ったお客さんが鹿を獲っているNPO法人を紹介してくれたのが始まりだった。

見学して話をしていくうちに『地域おこし協力隊』の枠を市に提言してくれることになった。実はそのお客さんは別荘地の理事長か何かで、しかも市長の知り合い(詳しくは知らないが多分強力な支持者)だったのでかなり強く言ってくれたらしく、次の年から募集してくれることになった。

しかし、条件は活動経費のみの支給で給料(現金)は支払われないとの事だった。ちなみに夫婦二人での応募だ。

 

 

予算会議の直前だったので予算枠を十分に取れなかったらしい。それを聞いた時、私は本当に?と疑った。邪推すれば市長や市議会議員の後援会などは別に仲良しこよしの集団ではない訳で、そこには個人の利権と欲望が渦巻いているわけで、お互いがお互いを利用し合っているわけで……となってくる。そうなると交渉やパワーバランスや意地やプライドなど様々な要因があって、言われた通りの満額回答ではなく、「こいつは無下にできない、でも言いなりになるのは癇に障る」みたいな感情も出てきて、結果、今回のような着地点に落ち着いた説も出てくる。市長は満額出してしまうと頑張らないから、と言ったそうだが、他の全国の自治体は地域おこし協力隊にちゃんと給料を払っているわけで、しかもこの市長は違法献金か何かで逮捕されて全国ニュースにもなっているような人だからより信用性は薄まってくる。

市で初めての地域おこし協力隊。募集に対して応募し、面接したのは私たちだけだった。そりゃ現金支給が無いのなら当たり前だ。

 

地域おこし協力隊とは☟

https://ja.wikipedia.org/wiki/地域おこし協力隊

 

 

 

 

給料なし、というのはかなりハードルが高い。でも私たち夫婦は自分たちで飲食店を経営していたし、ずっと雇われの給料形態で生きてきたわけではない。自分で稼げばいいじゃない、自分でビジネスすればいいじゃないと思ったので特に障害にはならなかった。最終的にその条件でもまあいいんじゃないとなった。単純に起業支援、移住支援程度に考えていたというのも背中を押した。まあ言ってしまえば過度な期待はしていなかったということだ。

他の地域おこし協力隊にこの話をすると皆驚く。当然の反応だろう。騙されてるとか、それって制度的にOKなの?とか。制度的にOKなのかは事務局にメールしたけどシカトされたので自力で調べたが、最終的な決定権は市にあるとかなんとか書かれていたと思う(曖昧)

サラリーで働いていた人は驚くが、自営業から協力隊になった人は驚かなかった。私と同じ意見の事を言われたし、別に駄目なら人生のプランBやプランCもあるからね、と理解を示してくれた。

県のシンポジウムで協力隊十数名で集まった時、本題そっちのけで私たちの話で盛り上がったことがある。県の人も「それはアリなのかちょっと確認しときますね」と言っていた。もちろんその後は音沙汰なしだ。

 

 

 

それにタイミングもあるが、他の地域おこし協力隊の有害鳥獣駆除の募集内容にいいものが無かったというのもある。解体要員やフィールド調査など一つの仕事だけの募集ばかりだった。罠を仕掛けてから解体、そして販売までの一貫した流れを経験できるところが無かったのだ。

最大3年は給料は貰える。しかし、その後は? 

独立して自分の望む、役に立つ技術が得られるのかと言えば疑問が残った。

 

後は独立後のビジネス的な観点だ。世界でもトップレベルに巨大な東京経済圏のお膝元という立地は強すぎる。日帰りで東京に行って帰ってこれる場所というのは商機の可能性が上がるだろう。観光地なので売るところもいっぱいあるし。

 

 

そんなこんなでまずは自然保護系NPO団体に所属して有害鳥獣駆除業務を始めることとなった。

 

 

長くなったので今回はここらへんで。

これから協力隊の期間と独立後の活動までを、忖度なしで順を追って記事に出来ればと思う。